3部12章まとめ(ネタバレ)

 

前回の続きです。

思ったより13〜14章の配信が早くて 完全に更新するタイミングを失いました。

我ながら 不定期すぎる更新に反省しております…(笑)

 

 

ということで

12章 逆転の一手 の感想を 前回同様 1話ずつ延べていきます(^^)/

 

 

ー1話 13歳ー

1話といえば 九条鷹匡が春樹に生前遺言書を受け取ったことを 天がナギに伝える重要な話。

 

ここで珍しくナギが取り乱すんですよね。

それだけ春樹はナギにとって大事な人であることが伺えます。

 

 

「不幸があったと決まったわけではありません。涙を流せば、不幸を招いて真実になります。」

ここの言葉が 本当に印象的だった。

ナギはIDOLiSH7の精神的柱とも呼ばれている人物で、だからこその この言葉なんだな、と。

ナギは本当に強い人物なんだよね。

 

そして、次のシーン

モモちゃんと ユキの会話なのだけれど

「…俺たちの番組で、TRIGGERを守ってあげたいけど、そうしたら、スタッフに迷惑がかかる。どうすれば…。」

そんなモモちゃんの言葉に ユキの返答に驚きました。

千「現代の千葉サロン。」

中略

千「僕は無理だけど、モモなら上にも下にも友達は多いでしょ。」

百「…危ない橋だよ。ユキを巻き込むかもしれない。それでもいいの?」

千「嫌なのはお前だけだよ。いいよ。」

百「…」

千「アナーキーでいいじゃない。危ない橋、渡ってみよう。」

 

ここのシーン 猛烈に感激した…!!

千が初めて 危ない橋を渡ることを自ら申し出るんですよね。

今まであんなに モモの行動に批難していたのに、TRIGGERが実際に危険な目にあって、心情が変わったのか、

それとも、 モモを根っから信頼する気持ちが強くなって 【何があっても 2人でなら乗り越えられる】そんな気持ちが 綺麗に出来上がったのかもしれない。

 

それに、モモちゃんのことをちゃんと頼るようになったんですよね。

今までは モモちゃんの前だけでも お兄さんぶっていたくて、

モモが危険なことするたびに、

なんで勝手に行動するんだ、僕がやるから、って 思っていたユキなのに、

モモを頼って 現代の千葉サロンを作ろうとしてる所にも ジーンとしました。

対等な立場に立って 絆を深めたい姿が目に見えて ユキがどんどん大人になってきた気がします。

 

 

そして、七瀬陸!!

顔に怪我して 怒られてるのに ヘラヘラして

「でも、初めてケンカしたんだよ!

天にぃのこと俺が助けたんだよ!」

こんなことを嬉しそうに言うんですよね。

 

その後の

「純粋で正直ではありますけど、聖人ではないですよね。」

という一織の言葉が似合いすぎて 困惑します。

 

だって陸は 普段冷静な 天をパニックに陥らせて、本気で怒らせた。

そして、みんなが「怖かった」と口を揃えていうほど マネージャーに叱られて。

 

それなのに、嬉しそうに

「天にぃのこと俺が助けたんだよ!」と言う。

 

生まれて初めて ケンカして

ずっとずっと自分を支えてきてくれた片割れを助けられたのが よっぽど嬉しくて新鮮だったんだろうね。

 

陸は 周りの気も知らないで、自分がやりたいことを優先してしまう。

それこそが 純粋で正直だけど聖人ではない ということなんだろう。

 

世間的に見れば 自分勝手である。

でも、陸からすれば そうじゃないんだよね。

昔から 守られてばかりで、ダメダメって言われてばかりで、外にすら出られなかったんだ。

 

みんなと同じことができなかった陸が

みんなと同じように ケンカができたことが とんでもなく嬉しかったんだろ。

 

天を助けたことで、

自分にも出来ることがあるんだと、自信がついて 嬉しくて嬉しくてたまらないんだろう。

 

ピュアで正直者の反面、

とにかく幼き頃から承認欲求が満たされてない陸だからこその行動や言動が なんだか 嬉しい反面 悲しいような複雑な気持ちになってしまう。

 

 

 

 

マネージャーや万理さんに叱られたシーンの後は、ナギの13歳回想シーン。

 

こちらでは 春樹の新しい情報がありましたね。

 

・春樹は ナギの父の仕事仲間。

・親族の経営するカフェでピアノを弾いていた。

・ナギは 春樹のことを なかなか紹介してもらえなかった。

 

ナギの父親と仕事仲間っていうのが1番気になる。

あとは なかなか紹介してもらえなかったっていう事実。

 

もしかしたら だけれど、

会わせてもらえなかったというより、

会うなと言われていた、という解釈の方がもしかしたら正しいのかもしれないんじゃないかと 私的に疑っている。

 

 

 

ー2話 天使とモンスターー

 

 

〜ナギの過去 回想での私的 point〜

・ナギ「刺激には慣れています。」

・夢から醒めるようにゼロは消えた。

・ゼロはノースメイアに行きたがっていた。

・ノースメイアはオーロラと吟遊詩人と天使のいる国。

・ナギ「砂漠に落とした真珠を探すようなものでしょう?」

・春樹「俺が失踪する時は、必ず友人に置き手紙を置いていくこと」

・17で春樹の病気が悪化、1年間静養後、冬が来る前に失踪。

 

新しい情報はこんな感じかな。

 

まず、【ゼロ】について。

「夢から醒めるように消えた」

これこそ九条鷹匡が 狂ってしまった原因だろう。「醒める」という言葉からしても、見ていた夢は とても綺麗で心安らぐものだったことが伺える。

だからこそ夢から醒めた人間は現実を見ることになる。そして それは精神的に大きな負荷になるのだ。そして 楽になりたくて夢をまた見たくなる。その喪失感に囚われてしまったのが九条鷹匡だ。

春樹もきっと九条鷹匡と同じだったのだろう

また夢が見たくて。だから 彼をずっと追っていた。

 

そして、ゼロは【ノースメイア】に行きたかったらしい。

ゼロと春樹 曰くノースメイアには

オーロラと吟遊詩人と天使のいる国だと。

 

オーロラですって、オーロラ。

TRIGGERは【虹】を見せるグループ。

七瀬陸は【流れ星】になりたい。

ゼロは【オーロラ】に憧れていた。

 

この違いはなんなんでしょうね。

 

オーロラといえば、常に輝き続けるということができないもの。

そう考えると 儚く健気なもの。

 

でも、その反面 「幻想的」な世界を見せるものでもあるんですよね。

幻想というのは まさに「夢」

オーロラは 色や形を変えて この世にないような 綺麗な輝きを放つものなんだよ。

 

それって、まるで アイドルじゃないか…。

そう思ってしまったのは私だけだろうか。

 

アイドルは ファンに夢を見させる仕事。

オーロラのような美しく綺麗な夢を見せられたら 誰もが虜になるであろうに。

 

 

 

 

あとは吟遊詩人について。

吟遊詩人は いわゆる 旅しながら詩を作る人。

 

ここでも少し驚いたんだよね、

吟遊詩人がノースメイアに居る、ということはゼロがアイドルだった時代、少なくとも春樹以外の人間が ノースメイアで 曲を作っていた(詩を作っていた)ことになる。

それが誰なのか、これから明かされるかどうかは置いておくが

これらのことを踏まえてもノースメイアはゼロの人生にも大きく関わって居ると言えるだろう。

 

天使については ナギを春樹は天使と言っていたから 単に「綺麗な子」を指すのかなぁと思っている。

 

 

そしてナギの「砂漠に落とした真珠を探すようなものでしょう?」という言葉も印象的でした。

 

ナギなのに全然ロマンチストじゃない。

それになんだか 感情が薄っぺらい、なんだかアイドルになったばかりの逢坂壮五に似ているような印象である。

前回のブログでも ナギは逢坂壮五に似てると表現したが、やっぱりそういう点から考えても、過去に なんらかの事情により  押し付けられるように物事を義務的に教えられて

責任ばかりを背負わされていたんじゃないかと見当がつく。

 

そして春樹の

「俺が失踪する時は、必ず友人に置き手紙を置いていくこと」という言葉。

ここから考えて 春樹はナギのことをちゃんと友達だと思っていることがわかるし

ナギは本当に何をしたのだろうか。

春樹の失踪後に何かしたのかな。

 

 

 

〜高校生組と九条鷹匡の対面シーン〜

ここは色々突っ込みどこ補満載だった。

とりあえず一言言わせてくれ。

高校生組可愛いすぎるぞ…!!

彼らも高校生なんだなと思わされる。

 

というより、九条鷹匡と関連のある人物が 高校生組として固まってるのも異常じゃないか?

これは何を表してるんだろう。

高校生は幼いから?だから ボスのような存在の九条鷹匡と接点を持たせて 成長する様子を描きたいのだろうか。

色々な疑問が湧きあがりますな。

 

 

「…オレならゼロを超えられるって そう言ったじゃないか!」

「間違っていた。謝るよ。」

この会話についてだけれど、

本当に亥清くんが 可哀想で可哀想で仕方がない。

だって、家族にしてやると言われて 海外留学させられて   褒めて欲しくて頑張って頑張って、期待されて嬉しくて嬉しくて、

ひたすら「ゼロ以上」を目標に生きてきたわけだろう?

それなのに、簡単に捨てられて「謝るよ」って。

本当に惨劇を見せられている気分になる。

 

謝られたら それこそ 亥清くんのしてきたことが無駄だと言われたようなものになるし

そりゃ、九条を恨みたくもなる。

 

亥清くんは「無駄だった」ということについて、「無駄じゃなかった」って肯定してくれる人が欲しいんだろう。

必死に費やした努力を認めてくれる人が欲しいだけなんだろ。

それこそ 七瀬陸や四葉環の承認欲求と同じだ。

自分の存在を認めてくれる人が周りにいなくて 悔しくて悲しくて どうしたらいいかわからない。無駄だったということを 受け入れたくなくて 必死にもがいている姿が見受けられて こっちまで苦しくなる。

どうか誰か、誰でもいいから 亥清くんの努力を優しく認めてあげてと 声をかけたくなってしまうよ。

 

 

そして、次は環くんの心の叫び。

「幸せにしてくれるやつなら 俺だって我慢した!あんたは違う!

夢と仕事と仲間をいっぺんに失って、あんたはかわいそうなんだって、てんてんは言ってた!」

 

だけど、かわいそうだからって、なんでもしていいわけじゃないだろ!

施設の先生もそう言ってたぞ!」

 

これすごいな、って思った。

環くんだからこそ言える言葉だなって、ストーリよくできてんなぁ、って感動しました。

 

「かわいそうだからって、なんでもしていいわけじゃないだろ!」

そうなんです。正当です、環くん。

それがちゃんと分かってるのは 今の所「四葉環」と「四葉理」だけなんです。

 

父から虐待を受け母を亡くし 施設入れられたという悲劇的な生い立ちを持つ四葉兄弟2人の運命に対して

兄弟2人が 他の人と比べようとすれば

「自分はかわいそうな人間なんだ」となるわけだ。

でも、施設では同じような子もたくさんいる。

だからこそ「かわいそうだからって なんでもしていいわけじゃない」ということを 先生にしっかり教えてもらっていたのだろう。

その証拠に、今環くんが 曲がることなくまっすぐ生きていることを示している。

 

「かわいそうだからなんでもしていいわけじゃない」

これって、私たちの暮らす現実世界でも、案外 ちゃんと理解できる人少ないんですよね。

「自分は不幸な人間」「自分はかわいそう」そう思い込むことで  「不幸な人間なんだからこれくらいやったって許されるだろう」だとか「辛い思いしたんだから 自分の思い通りになること1つくらいやったっていいだろう」と考えるようになるんです。

そして、結果的に犯罪に手を伸ばしたり 一生後悔するような過ちに足を踏み入れてしまう。

 

そして、九条鷹匡は「自分はかわいそう」だという思考によって、人を巻き込んでまで 自分が幸せになる方法を探しているわけだ。

だけど、幸せになる方法、というより 見返す方法なような気もする。

ゼロに対して きっと持ってるものは 悲しさや喪失感だけじゃない

「裏切られた」というような 恨めしい気持ちもきっとある。

だからこそ「ゼロになれ」ではなく「ゼロを超えろ」と天に言い聞かせているのだろう。

そうして 天に依存することで 自分の精神を支えているような感じがする。

 

 

 

ここでもまた 春樹&ゼロ情報が更新されるわけなんですが、

 

まず春樹は日本にいるとのこと。

そして、ゼロの願いは 古い歌の生まれたノースメイアでオーロラを見ること。

 

「古い歌の生まれた」とはなんのことだろうか、

誰の作った歌のこと?

古いとは ゼロがアイドルになった前なのか

それとも アイドルになってから 古い歌が生まれたことを知ったのか、、

色々と謎すぎる。

伏線として これはキープしておこう。

 

 

あとは一織の質問に対する答えで

「天が天使なら、七瀬陸はモンスターだからさ。」ということについて

 

とてつもなく深いことなんだけど、

これについては 次のストーリ配信で 私的には考察がまとまったので

その時のブログに軽く書きます。

 

 

あと、最後の TRIGGERの番組収録の場面で、座る場所が 前列から後列に変わったというのが

なんともかわいそうで  「うう、、」ってなりました。以上です。

 

 

 

ー3話覚悟と契約書ー

 

 

 

 壮「陸くんを中心に僕らもファンも、みんな、ひとつにまとまっていくような、あの体験は他にはないから。」

 

はい。きました、壮五くん。

伏線のオンパレードの幕開けです。

これについては あまり触れない方が良い気がするので、新章読んだ方はお察しして じわじわゾクゾクしてください。

 

 

そして、3話といえば…!!

 万理さんと 百ちゃんの 会話が!

公式ありがとう…!!

 

「あいつに電話で怒られちゃったよ。

この前、百くんを叱りすぎだって。」

ここね、ここ。

百くんと万理さんの会話なのに ユキもでてくるなんて、やっぱり仲がよろしいこと。

 

万理に怒られたことをあんなにしょげてたのに、「僕は良いけど モモのことは怒らないで!」というような感情を持っていたのだろうか。

ユキが誰かを庇うなんて あまりしないし

やっぱり百くんの前では  背伸びしてでも「頼れるお兄さん」でいたいんだろう。

それに、万理さんに唯一 刃向える相手が 元相方の千という関係もとてつもなく良い。

万理さんは どこに視点を置いても(社長論外)やっぱり「できる事務員」だとか「頼れるお兄ちゃん」というようなイメージだから

対等な立場に立てる人が なかなかいないんだよね。

そんな中、千が万理と対等に会話している姿を見ると なんだか新鮮で微笑ましい。

 

そして、Re:valeと名乗ることをためらうモモに対して、

「Re:valeは千と百くんなんだから。堂々と名乗っていいんだ。」

そう声をかけてあげる 万理さん ちょーかっこいい…!百になった気分で 万さんのかっこよさを堪能できます。

百は表向きではニコニコ明るいけれど、案外繊細で周りを見ていて、客観的思考が得意な子だから、万理さんのことも心配なんだろうね。

 

誰に何を言われようが、万理と千が仲の良くステージで輝いていた時代を知ってるからこそ

旧Re:valeのことが未だに大好きで、自分の居場所は 本当にRe:valeなのかと、不安になってしまうんだろう。

ステージでキラキラと輝いていて

大好きで大好きでたまらなくて

自分を変えてくれた旧Re:vale。

それにふさわしい自分であるのかを いつもいつも自分に問うてる気がして ストーリーを読んでいると 少しだけ 胸が苦しくなる。

 

だけど、この百ちゃんの 複雑な気持ちをなくしてあげられるのは きっと 万理と千だけだから、年上2人で、百が安心できる Re:valeを守っていかないといけない。

万理も今はRe:valeではないとはいえ、それでも 大切なものは変わらないだろう。

今も昔も変わらず 百のことを弟のように可愛がっているのは事実だ。

それをどう守っていくか、守り方は違えど 自分なりの守り方があるだろうから そこに視点を置いて  旧Re:valeとしての万理と事務員としての万理をこれからも見て行きたいな。

 

「呼び捨てにしろとは言ってない。」

ここのシーンは もう言葉にならないほど ニヤニヤしてしまった。

万理さんの モモちゃんいじり 本当に好きだから こういうところも今後注目して行きたいね。

 

 

そして、その後の月雲了が登場し

万理の髪の毛を触るシーンでモモちゃんが狂犬に…!

その後の万理の言葉を聞いて 焦ったように 

「俺は狂犬じゃありません、可愛い子犬なんです!誤解しないでください!嫌いにならないで!」みたいな雰囲気醸し出す モモくん最高すぎて ズッッキュン!と なります。

 

で、ここで 大神万理が 運動部だと誤解されちゃうんだよね。

これが今後どう動くか、万理まで 巻き込まれるのだろうか…。

月雲の言っていたように 百の弱点は 万理でもあるだろうから 万理に何かされるとなれば 百は安易に崩れることも考えられる。

「それに、嘘つきは君たちの方じゃないか。」

最後に月雲が残したこの言葉も確実伏線なので おさえておこうか。

 

 

次シーン、千と謎の電話相手なのだけど

謎の電話相手は元プロデューサー。

以前、Re:valeを庇って 福岡に飛ばされた人だと思われる。

ここでキーワードになるのは

 

「フィッシュ&チップス」

 

きっと、このキーワードが 現代千葉サロンを作る上で  現代千葉サロンに関係する人が共通して持つ キーワードのようなものなんだろう。

それとも、千葉サロンとは別に、何かやろうとしているのか?

そして 千が「マスター」と呼ばれていることも 多分キーになるのかな。

今後 誰かとの会話の中に「マスター」とあれば それは千のことになるわけで、

会話内容は「 仕組み」のことついて話してることが考察できる。

主人ってことは 「仕組み」のトップは千になることを表しているようなものだし

やはり、モモに任せきりではなくて こっちもこっちで 色々と策を練ってるんだろうな。

 

 

 

八乙女宗助が小鳥遊音晴と電話で話していた件については、なんだか 微笑ましたかった。

宗助は音晴に対して因縁がありながらも、

気持ちを理解して最も適切な解決案を出してくれるであろうという信頼を寄せてるのだろう。

この場面からは 2人がちゃんとした仕事仲間であることや それ以上になんらかの絆が少なからずあることが しっかり伺える。

 

天ぷら蕎麦に関しても、今までは「こんなものいらない!」と突き返していただろうに、

本当に丸くなったな、と感じる。

 

敵ばかりの立場になってしまって、周りの人も信用のならない世界で厳しい現実を見せられて。

それでも支えになってくれる 人がまだ自分の周りにはいて、その温かみをやっと感じられるようになったんじゃないかな。

支えてくれる人がいるのは 当たり前じゃない、ということに気づけたんだと思う。

 

 

 

 

 

ー4話 3人の決意ー

 

所属契約の解約同意書を 宗助に突きつけられるTRIGGERの3人。

 

「おまえたちが事務所の厄介者に成り果てたからだ。」

「だからこそ、トカゲの尻尾切りをする。

TRIGGERを捨てて、私と、私の会社のイメージを立て直す。」

そんなことを 宗助に言われてしまうんですね。

 

でも、矛盾なんです。

宗助は厄介者だなんて思ってないんですよね。

 

「終わらせるかどうかは、お前たち次第だ。

私は所属契約を解除すると言ったんだ。

TRIGGERを名乗ること、既存曲を歌うことは許可してやる。」

 

お前たち次第だ、と向けること自体

根っから信用しているという表れだろうし

TRIGGERを終わらせたくない気持ちは 宗助も同じなのだろう。

愛しい息子が輝ける場を奪うのは親としても嫌に決まっている。

 

そして、

「終わらせたくないなら、不利益になった事務所は捨てて、歩き出せ。」

ここの言葉にジーンとした。

 

上記にも記載したが この言葉の前に

 

「だからこそ、トカゲの尻尾切りをする。
TRIGGERを捨てて、私と、私の会社のイメージを立て直す。」

 

といってるんだよな。

 

でも、この言葉こそ矛盾しているんです。

この言葉の前に 楽が言った言葉は

「写真を撮られたのはおまえだろ!?」

という言葉。

 

「宗助も悪い」そう息子に責められた挙句

「TRIGGERを捨てて」という表現はあまりにもおかしい。

 

「トカゲの尻尾切りをして」

「私と、私の会社のイメージを立て直す」

それは宗助が素直になりつつある 反面 素直になりきれないために、矛盾している言葉なのだ。

 

「トカゲの尻尾切り」の

「尻尾」は本当は「私と、私の会社」のことなんだろう。

トカゲの本体は「TRIGGER」なのだ。

 

だからこそわざわざ

「不利益になった事務所は捨てて、歩き出せ。と言った。

歩き出せるのは トカゲの本体だけだ。

尻尾は歩けない 置いてきぼりにされるだけ。

 

宗助は TRIGGERが まだまだ自分に夢を見させてくれることを 期待しているのだ。

だからこそ、TRIGGERに期待し 事務所を捨てろと自ら命じた。

事務所は重荷にしかならないから、と自分の事務所の非を認めているのである。

 

TRIGGERへの絶対的信頼、それがあるからこその覚悟。

その情熱が伝わってきて やっぱりこの人は八乙女楽の親父なんだなと、 少し微笑ましくもなりました。

 

 

 

その後のTRIGGER3人でのドライブシーン。

 

そこで楽の生い立ちも明らかになります。

 

宗助が素直じゃないから、

楽のことをうまく褒めてあげられなくて、ついつい 天邪鬼のことを言ってしまっていたんだよね。

その結果、「悔しい」という気持ちをしっかり持てる「負けず嫌い」で「熱血」な人間に育ったわけだ。

 

 

そして、天について。

初めて自分のことを語るんですよね。

ここのシーンほんとに泣けました。

 

「ボクたちはビジネスパートナーだ。

オトモダチじゃない。」

「プライベートのことまで、君たちに話すつもりはない。」(1部14章3話)

 

そんなことをずっと言っていたのに、

ちゃんと自分のことを話せるようになっていた。

 

ビジネスパートナーだから話す必要がない、そう考えていた天が 自分の話をしたということは楽や龍之介のことを 単なるビジネスパートではなく特別な友達だと認めていて信頼している証だ。

 

陸の身体のことも どうやら楽や龍之介は知っているようだし その点に関しても以前とは全然違うんだと思い知らされた。

 

 

「目立ちたいとか、注目を浴びたいとか、そういう意味のスターじゃない。」

 

「誰かを幸せにする存在に変身する。

…そんな感覚に酔いしれた。」

 

これこそ 天の本音。

天が「天使」と呼ばれるようになった原因であり、アイドルになったきっかけだ。

 

 

 

「ボクはTRIGGERを終わらせたくない。」

そう1番初めに言ったのが 天でよかったと 心の底から思う。

九条鷹匡にゼロになることだけを目標とさせられていたのに、すっかりTRIGGERに情を置けるようになっていて、

「自分に素直に」生きられるように成長していた。

 

病弱な陸とともに生まれてきたばかりに

自分の感情を押し殺す事ばかりを 幼い頃から積み重ねてしまっていた天が

18歳になってやっと 自分の感情に嘘をつかない生き方を 見つけ始めた。

天にとって これほど大きな成長はないだろう。

 

 

その後の龍之介の「最年長」としての言葉もジーンとするよね。

 

「楽は社長に罪悪感を抱かなくてもいい。

天はファンに申し訳なく思わなくてもいい。

俺が決めた。そう思ってくれ。」

 

十龍之介はTRIGGERの精神的柱として、最も適切だなと毎度毎度 思わされる。

ムードメーカでもあるが、やっぱり 1番大人だ。

 

仲間のことを第一に考え 責任を自ら背負う姿は 他のメンバーでもよく見られる行動だ。

だが、1番大事なシーンで 誰よりも早く声をあげ 周りの心に寄り添えるのは 十龍之介だけだろう。

大切な時ほど 仲間思いの判断ができる。

辛い現状を仲間が背負わないように、自分が全てを背負う覚悟ができている。

 

そして、そんな龍之介に対して

「3人で決めたこと」だと 楽と天が 嬉しそうに言うんです。

もう1人で背負いこむのはお互いやめにしよう、TRIGGERとして なんでも乗り越えよう、

そんな意思が感じられて 胸が暖かくなりました。

 

 

 

 

「…私なりに、お前たちに夢を見ていた。」

解約を決意した3人に そう言った宗助。

 

アイナナで度々出てくる。

「夢」と言うワード。

 

「夢を見させてくれる」
「夢を見ていた」
「夢から醒めた」

 

これは 「アイドルのファン」がアイドルに対して 使う言葉である。

 

 

そのため、この点から宗助もTRIGGERのファンだったことが しっかりと 語られたこととなるのだ。

宗助だってTRIGGERが大好きで仕方ないんだろう。

本当はずっと手元に置いて 行く末を見たいのだ。

だけど、一度手放しても また手元に戻ってきてくれるという信頼関係があるからこそ、TRIGGERを月雲から守るため仕方なく 手放した。

 

 

 

続いて ZOOLとの ご対面。

 

 

「俺たちが包装紙だけ金ピカで、スカスカの中身だったら、すぐに気づかれる。

1度手にとったら、それで終わりだ。」

 

「観客はもっと鋭く、奥まで、深く見てる。

お前が負けた理由を、観客のせいにするな。

そういう浅い根性を見透かされたんだ。」

 

ここね、ファンの子がTRIGGERのことを理解しているように、

楽もファンの子を根っから理解してるんだなと 思わされるシーン。

 

これこそ信頼関係が出来上がった末なんだろうな。

 

 

 

「負けた理由を敵に探すな。

自分の中に探せ。」

 

「敵の粗を探して、ランクを下げても、おまえの順位が上がるわけじゃない。

ここが最上階だろうと、最下層だろうと、俺たちは階段を登っていく。

悔しかったら、おまえもそこから這い上がってみせろ。」

 

ここについては ただただカッコいい。

やはり 八乙女楽は良い男だ。

どんな人に対しても「尊敬」の眼差しを向けるからこそ、「真面目にやれば 絶対にうまくいくんだ」ということを 敵ながら アドバイスしてあげている。

トウマが真剣に歌えばファンが揺るぐことくらい楽にはわかってるんだ。

トウマに実力がちゃんとあることもわかっている。

だからこそ 厳しい言葉を並べつつも 内容はあくまで「アドバイス」や「相手を奮い立たせる言葉」なのだろう。

 

 

 

あとは、亥清悠くんですね。

ほんとうに、「かわいそうでなりません」としか言えない。

 

「ざまぁみろ!おまえがしてきたことは全部、無意味だ!

ファンのために時間を犠牲にしたのに、感謝もされずに、人は離れていく!

おまえの誠意も届かずにおまえのパフォーマンスも忘れて、あっさりおまえを見捨てただろ!? 

 七瀬陸もそうだ!

あいつのために家を出たのに、病気と背中合わせで、ステージに立ってる!

家族と離れたおまえの孤独も、おまえの献身も、これっぽっちも、実を結んでいないんだ!

おまえの孤独も、おまえの奉仕も、おまえの努力も、全部、全部、全部無意味だった!

報われない、空っぽの九条天だ!

 

長いので文字を小さくさせていただきましたが、色々思うことがいっぱいある。

 

まず、罵声を浴びさせているけど

この罵声は 亥清悠の体験したことでもあるんだよ。

人は人を貶す時に 自分も同じ目にあって苦しかったことを振り返る。

だって、経験がなけりゃ、語れないだろ?

何をされて何が辛かったか、なんて経験しなきゃわかんないんだよ。

 

たとえば亥清悠の言葉の中に

「家族と離れたおまえの孤独も」

というものがある。

 

「家族と離れること=孤独」という思考に陥る人は、実際にそれを体験していたことになる。

 

もし孤独を味わってなければ

すんなりと 「家族と離れたから孤独だった」なんて思想は生まれない。

「孤独」という言葉自体 そんなすぐに思い浮かぶものではない。

 

だからこそ、悲痛な叫びなんだ。

高校生ながらにして 死に物狂いで努力した挙句に見捨てられた少年の心の痛みだ。

 

それをどうにか感じ取ってほしい。

単なる幼稚な発言ではない。

これらの発言は彼の心の痛みの表れなんだよ

 

 

 

そして、その亥清悠に対しての天。

 

「後悔なんてない。

ファンからも、陸からも 、なにか欲しいなんて思ったことはない。」

 

「キミが知らないんでしょう。

誰かを幸せにする歓びを。自分の時間と命を無心で捧げる情熱を。」

 

「自分で自分の限界を試して、手応えを感じて、客席に笑顔を見つける。

あの満ち足りた瞬間の、輝きを知らないんだね。」

 

そう。これが九条天と亥清悠の明確な違い。

そしてその違いによって生まれた価値観の差が浮き彫りになった瞬間である。

亥清悠は「人の笑顔=幸せ」という意思を植えつけられないで生きてきたからこそ マイナスな思考に陥りやすい。

そしてその嫌な思考はいずれ自分にも牙を剥く。

 

 

「ボクの歌が、ボクの姿が、人の心の色を変えて、笑顔にする瞬間が欲しい。

それさえあれば、他に何もいらない。」

 

「まだわからないの。

奉仕や献身なんかじゃない。感謝も、ねぎらいも、永遠の好意もいらない。

ボクの望みだ。ボクの仕事なんだ。

誰にも邪魔されないボクのショーだ。」

 

天くんは何も求めてない。

自分の行動で誰かが「笑顔になってくれる」この事実だけでもうお腹がいっぱいなのだ。

 

「永遠の好意もいらない」

この言葉 もしかしたら強がりなんじゃないか、って私でも思ってしまった。

 

でも、違うんだよね。強がりじゃない。

天は「瞬間」に魅力を感じる。

誰かを幸せにできた「瞬間」

誰かを笑顔にできた「瞬間」

 

たった一瞬の ファンの笑顔で 全てが報われる。

 

今も昔も変わってなんだ。

どれだけ辛いことがあっても、沢山我慢しないとならないことがあっても、

「陸の一瞬の笑顔」で全てが報われてたんだろう。

 

だからこそ 永遠の好意はいらない。

一瞬でもいいから 自分が幸せにしてあげる「相手」をしてくれたら それで嬉しいのだ。

 

陸との違いはここの場面が1番明確に現れてる。

 

陸は自分がいてこその 幸せがあると考えてるが、天は 自分を見てくれる人がいてこそ 幸せがあると考えてる。

 

結果的には同じ考えなんだろうけど、

この優先順位の差は大きい。

 

「ボクの望みだ。ボクの仕事なんだ。」

この言葉は 自分にも言い聞かせてているようだった。

きっと辛くないと言ったら嘘になる。

だけど自分の決めた道に後悔はないと、強く生きてる様を自分に言い聞かせてるようにも感じたのだ。

 

その儚さに なんだかジーンとしてしまった。

 

たった18歳の少年がこんなにも強く生きてるんだと。

 

 

「亥清悠。

おしゃぶりを外して出直してきな。」

 

これは、名言だ。最高です天さん。

 

牙剥いて来たイノシシに対して 基本がなってないから出直してきな、って、

かっこよすぎます。惚れました。

 

亥清くんは 確かに可哀想だ。

彼に罪はないのに、こんなことを言われてしまう事実さえ可哀想だ。

だけど、亥清くんも「ステージ」に立った時点で「プロ」なのだ。

当初 陸に対して厳しく接していたように、

亥清くんに対しても 厳しく接することしかできないんだろう。

素直じゃないとか強がりとかそんなんじゃない

亥清悠のことを【プロ】だと思っているからこその 天からの心こもった言葉である。

 

あともう1つ!

やっぱ天くん、陸君を守るために家を出たんだね。

ショービジネスを学びたいとも言っていたけどやっぱり1番は

「借金によって 陸が通院できなくなる」というのが大きかったんだろうな。

 

陸が「天がなんでアイドルになったのか知りたい」という うわべだけの言葉を持って 芸能界に入って来たのと同じだ。

 

陸は事務所入所当時、とことん自分に自信がなかった。

だからこそ 「天にぃの考えてることを知る」という理由を わざと自分に思い込ませて

芸能入りしたような気がするんだよ。

 

そうやってわざと理由を作って 逃げられないようにしていた。

 

そして、天も同じだったんだろう。

こういう思想に関しては双子はよく似ている。

 

ショービジネスを学びたいというのは嘘ではないだろう、だけど それだけの理由で大好きな家族を置いて家を出たわけじゃない。

だけれど 本音を言ったら

自分を奮い立たせられなくなる、

周りから同情を買う、

だからこそ 自分の人生に悔いが残らぬよう 言い訳を作れないような 目的を自ら作り出して、ずっとずっとそれを言い聞かせて 自らを洗脳させていたんだろ。

強すぎる芯は

他者を傷つけない優しさと自分の人生に悔いがないように、という 天の意思の表れだと思っている。

 

 

 

 

 

ー5話 醒めない夢を一緒にー

 

 「ハイタッチしようか。」
「こっから先は奈落の底だ。
どうせ、上を目指すなら、頂点を目指そうぜ。
ゼロを超えて伝説になろう。」

 

リーダーである楽のそんな言葉に

嬉しそうに笑う 龍之介と天。

そんな描写に 涙が出そうになった。

以前ハイタッチしようと言ったら天に対して茶化したのは楽なのに。

リーダーとして 2人に

「俺たちは1人じゃない」「3人でTRIGGERなんだ」と 【仲間】であることを象徴しているようだった。

「もうビジネスパートナーなんて言わせやしない」そんな 楽の意思だろう。

 

 

 

「…気分がいいよ。

初めて一緒に踊った夜みたいに。」

「あの夜、俺たちはTRIGGERに恋をした。その熱は まだ醒めないままだ。」

「まだ行けるよ。どこまでも。」

 

「初めて一緒に踊った夜」については

漫画や小説で描かれてるんですけど

とてつもなく素敵な一夜なんですよね。

 

お互い初めて顔を合わせた日なのに

初めて 互いの実力を認めた日でもある。

 

【他の誰かでも、誰か一人欠けても 決して味わえない 才能の一体感】

そんな奇跡を味わった日。

 

そして「3人で踊った」という事実が「TRIGGERの伝説の始まり」となり

楽のいうように 3人は あの夜 「TRIGGERに恋をした」。

 

そして、あの日も3人で「ハイタッチ」をしているんだ。

 

その点から考えても「ハイタッチ」は

「始まりの場所」「スタート地点」そんな意味を込めて、再び3人で「TRIGGER」として戦う決意をした証拠なんじゃないかな。

 

 

【虹を見たような気分になるんだよ】

そんなファンの言葉があった。

虹とは  土砂降りの雨が降っていて、

どんなに景色が崩れても、心が暗くなっても

晴れた時には 最高の景色を見せてくれる自然現象だ。

TRIGGERを見ると どんなに落ち込んでいても辛くても 清々しく明るい気持ちになれるということだろう。

 

まさに アイドルとして理想の「夢」をファンに見せているのだ。

 

 

 

月雲と八乙女社長の会話のシーンは複雑だった。

 

ざまあみろと 月雲に言えない宗助。

だって、互いにとって最善の手だとしても

TRIGGERを手放したくはないんだ。

いくら信頼してたって 手放したいはずがないんだ。

 

「…たっくるさりんどー、ふらーが。」

この宗助の言葉が全てを語っている。

調べて見たところ「殺してやる バカ野郎」そんな意味を持つらしい。

過去に龍之介も八乙女社長に使った言葉でもあるが、まさか 宗助も使うとは。

 

「お前がいなけりゃこんな事にはならなかった」「調子に乗るな」「目にもの見せてやる」

そんな憎しい意味を詰め込んだ一言だろう。

 

 

 

「彼らはプロですね…。

どんな時にも、ファンがいることを忘れてない。」

そんな一織の言葉もジーンとする。

「ライバル」として ステージに立つ彼らを本気で尊敬している。

一織にとっては、彼らが聖人だということになるのだ。

どんなことがあろうと好敵手はTRIGGER。

彼らの強さを知っているライバルだからこそ 「ファンがいることを忘れてない」ということに気づけたのだろう。

 

 

 

そしてZOOLの楽屋シーン。

 

「…あいつら、なんなんだよ。

メンバーなんだから、もうちょっとさ。」

 

ここのシーンすごく印象的。

 

トウマは「TRIGGERを恨んでる」ということ以前に、「NO_MADの解散」という事実ある。

 

 トウマは「メンバー」=「特別な存在」だ思っているであろうことが 今回のストーリでよく分かった。

だからこそ「解散」という「メンバーとの別れ」が辛くて仕方がなくて

でも 八つ当たりする場所が見当たらなくて「TRIGGER」に目を向けてしまったのだろう。

「あんなに真剣に歌ってたのに なぜ勝てなかったのか」 そんな感情により【真剣に歌う】ことをやめたのかもしれないし、

「TRIGGERがいなければ」そんな気持ちから「TRIGGERの存在」を否定したくて

彼らとは真逆の【真剣に歌わない】ということをしてしまっているのかもしれない。

亥清と同じだ。逆恨みをすることで 彼らが正しくないということ証明して、自分が認めてもらおうとしている。

積み重ねた努力があるからこそ、それを否定されたくなくて 自分の非を受け入れられないんだろう。

 

そして、棗巳波さんの怖い呟き。

「ようやく、間抜けなあの方に会える。

自分のしたことも忘れて、よくも友人だなどと呼べたものですよ。

ねぇ、桜さん。」

巳波は 桜となんの繋がりがある?

師匠と弟子のような存在なのだろうか。

もしかしたら親族ということも考えられないことではない。

ナギが春樹に何をしたのか、 そしてなぜそれを棗巳波が知っているのか 全くの謎だ。

 

 

 

 

 

 

「…必ず、また会いましょう、か 。

その約束は守られないだろう。

アイドルは期待を裏切るものだからね。

僕も裏切られた、しかも2人に。

ひどいよねえ。胸を躍らせていたのに。

だから、これは僕の癇癪なのかもしれないな。」

 

月雲の言葉だがここから 複数の伏線とそれを解く鍵が含まれている。

まず、月雲は「2人の人物」に「裏切られた」。

そして ZOOLを作ったことやTRIGGERを陥れたことは

裏切られた事に対しての「癇癪」だということ。

 

そしてもう1つ

「この世界が彼らに愛想を尽かすまで。」

これもとてつもなく重要なヒントだ。

 

まず、「癇癪」とは 怒りをコントロールできないことを指す。

思春期や反抗期、その際のイライラは誰しもが感じたことのあるものだろう。

何事にもイライラしてコントロールできないことを「癇癪」というのだ。

 

ただ、癇癪は普通ではない。

大人の場合 障害や精神異常がある場合に癇癪を起こしやすくなる。

 

月雲の場合は「裏切られた」その事実がずっと胸に突き刺さっていて  いじめを受けた子供のようにトラウマになっていると思われる。

 

それを踏まえ「裏切った人物」についてだが

そのヒントとして

【アイドル】【2人】というワードが鍵となる。

その上「この世界が彼らに愛想を尽かすまで」と言っている。

「愛想を尽かす」とは「呆れられる」「放置させれる」「見向きもされない」そんな意味を持つ言葉だ。

「尽かすまで」と言っている点から

今現在は「愛想を尽かされてない人物」であることがわかる。

そして「世界が」という言葉から

世界からも目が届く場所で活躍している人物になる。

 

それらを踏まえ

 

・アイドル

・2人組

・世界が目を向けるほど有名

・今はまだ世間から愛想を尽かされてない人物

 

この条件に合うのは 皆さんも思い描いているであろうRe:valeだ。

また 3話でも

「それに、嘘つきは君たちの方じゃないか。」

と百に対して言っていた。

 

もし 月雲を裏切ったのがRe:valeだとしたら

なんともややこしい事態の出来上がりだ。

月雲と星影というバックサポートのバランスが見事に崩れる

それは岡崎事務所全体が潰されかねないということだ。

その上、Re:valeはブラホワの総合優勝者。

そう考えると1番「ゼロ」に近い人物。

彼らが消えるとなると ファンの夢も潰れ不幸な人が増える、TRIGGERやIDOLiSH7の目標も揺らいでしまう。

嫌なことの連鎖が続くのだ。

 

まぁ、ここの点については妄想はあまり膨らませないほうが良さそうなので今回考えるのはここまでにしておこう。

 

 

 

 

そして、次のシーン。

姉鷺さん が辞職してTRIGGERのマネージャーを続ける決意をするわけだ。

ほんっと男気ありすぎる、イケメン。

 

陸の「…これからも歌う?」という言葉が寂しすぎて悲しくなる。

でも、その問いに迷いなく答える天はやはりプロだ。

どんな時でもファンの存在を忘れないからこそ 歌うと言い切れるのだろう。

 

 

 

12章はとにかくTRIGGERの底意地を見せられた気分。本当に彼らは一級品だった。

 

前は楽と天が喧嘩して 龍が止めるっていうお決まりのパターンばっかり繰り返していたけれど、今になって 自分の居場所と自分の立ち位置を明確に判断して 「仲間」を「サポートする方法」を考え、強がったり、恥ずかしむことなく 自分に嘘をつかない正直な意見も言えるようになってきた。

 

天のプロ意識

楽の強がりの無い 情熱

龍の仲間を思う気持ち

 

これらが バランスよく生かされているだけではなくて それぞれの存在が刺激となって

自分の特性を うまい具合に皆に分け与えているイメージだ。

 

それ故、

楽と龍はファンに対するプロ意識がいつのまにか出来上がっていて

楽と天は 仲間を思う気持ちと仲間をを信頼する大切さを素直に受け止めていて

天と龍は 恥じることなく何事にも本気で挑み、他者への敬意を深く持つようになった。

 

一人も欠けてはならないとは このことだろう。

個性が強いが故に 仲良しこよしではなかったTRIGGERだけれど

相手を理解することで お互いの良いところを吸収できるようになったんだろう。

 

ほんとうにいいグループ。大好きだ。